夏の入口にさしかかると、酒も涼味のある飲み方をしたくなります。
わが郷里の暑気払いといえば「球磨川下り」です。球磨川の激流に揉まれ、たくみに瀬を乗り切る天然絶叫系ウォ-ターライドに思いを馳せ、晩酌に選んだのは球磨焼酎「くま川下り」(あさぎり町 松本酒造場)であります。夏至近くのいつまでも明るい空が暮れるのを待たず、さっさと一杯。暮れてからまた一杯。
畑でたくましく育っていた蚕豆はもう収穫の季節になっていました。並べて焼かれると、何か造形の美があります。
エノコログサの若い穂は子供たちが摘んできました。花屋の花より野にある花に重きをおくとーちゃんの考え方をよく知っている以心伝心の業です。
それにしても。先日のいわゆる「ビオトープ」の水が真っ茶色だっただけに、球磨川の別世界的清流をあらためて敬愛しています。