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散歩をしていたら、街路樹のクロガネモチに美しい毛虫がのそのそ這っているのを発見。すぐに撮影しないと近隣住民に駆除されそうなので家にとって返し、デジカメを持って出直しました。
ヒロヘリアオイラガの終齢幼虫と判定。黄緑の地色に青緑のストライプ、対になったオレンジ色の棘の束。どの色も蛍光を発しているように鮮やかで、ちなみにチャームポイントのオレンジ色の棘があるほうが頭です。 子供の頃、ウメの木に登って遊んでいたら、二の腕にびりりと皮膚をねじ切るような激痛が走り、赤い点が浮き出たことがあります。あの謎の痛みがイラガによる攻撃だったのかどうか人体実験でたしかめるチャンスでありましたが、そんな崇高な勇気は持ち合わせておりません。おーこわい。あ、そうだ。かーちゃん、「華岡青洲の妻」になってみないか? これまでBLOGで2回とりあげたソテツのそばにハナミズキが植えてあり、毎年秋になるとこの木にヒロヘリアオイラガの幼虫がよじ登って来ていました。なぜかこの2年間は姿を見せず、さびしくもありました。枝に、イラガ(たぶんヒロヘリアオイラガ)の繭の抜け殻がたくさん残っていて、昔はこの木が好みだったようです。 繭はウズラの卵とそっくりです。 幼虫の色づかいと棘の構造美、繭が描く曲面。これらは掘り下げて観察するに足る美しさがあります。
by oncorhynchus
| 2007-10-21 08:36
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